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2011年9月17日 (土)

かけがえ

栃木弁の特徴の一つに、「イ」と「エ」の混合がある。栃木生まれ、栃木育ちの私は、今でもしょっちゅうその間違いを犯している。話している最中に気がついて言い直すこともあるけれども、それも何となくぎこちない感じがする。

「かけがえがない」とは、床の間の掛け軸の「掛け替えがない」ということで、最も大切なものだからとても他のものには交えられないという意味である。それに対して、「かけがいのない人」とは、「賭けるほどの甲斐もない人」という意味で、どうでもいい人を指している。

例えば、「かけがえのない人」というべきところ、「かけがいのない人」などと、大変失礼な物言いをしたことも、多々あったのではなかろうか。

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