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2012年1月15日 (日)

王の中の王

「王の中の王」といえば、マケドニアのアレクサンドロス王を第1候補に挙げることができる。BC356年、マケドニア王フィリポスとオリュンピアの間に生まれ、小アジア・エジプト・ペルシャ・中央アジア・インドなどに遠征、これらを征服して版図を広げた。BC323年、ある夜の祝宴中に突然倒れ、「最強の者が帝国を継承せよ」と遺言を残し、10日後に死去した。

BC331年、47000の兵を従え、20万~30万といわれたペルシャのダレイオス王に勝利した。当時は敗者側の美姫たちは、ことごとく勝利した者から凌辱を受けるのが一般であった。しかし、アレクサンドロスはペルシャで最も美しい王妃にも、その王女にも手を伸ばすことがなかった。しかもその直後ダレイオス王妃が出産をこじらせ他界すると、アレクサンドロスはこれをねんごろに葬った。これを知ったダレイオス王は、いたく感動したという。王のこうしたエピソードは限りがない。

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