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2012年5月 1日 (火)

熊野の長フジ

藤枝市では「藤の花日本1」を目指して、いろいろな活動を展開し、GW期間中は藤まつりが開催されている。一方磐田市では「熊野の長藤まつり」が人気を集めている。話には聞いていたけれども、まだ見たことはなかったので、午後とらと出かけて行った。

熊野の長フジは、磐田市内 行興寺の境内にあり、樹齢800年の老樹で、国の天然記念物に指定されている。いつも見慣れている蓮華寺池公園の藤に比べ、花の房が長く感じた。磐田の藤棚は藤枝の藤棚よりずっと低く、花房の下端が顔に架かる状態のため、余計長く見えるのかもしれないが、長いのは確かだ。

遠江の国 池田に生まれた「熊野(御前)」は、平宗盛の寵愛を受け、そしてまた藤の花をこよなく愛したという。母の死後菩提寺である行興寺に藤を植え、それが「熊野の長フジ」として伝えられているのだそうだ。熊野の墓も行興寺の境内にある。

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