虫の命
いつ、どこから迷い込んだのか解らないが、トイレでコウロギの子供らしき虫を見つけた。窓には網戸があって入りこむ筈はないし(ときどき蚊が入ってきて刺されることはある)、外に出るにも出られず飢え死にしてしまうだろう。「1寸の虫にも5分の魂」である。小さなざるでその虫を捕らえ、庭の芝生の中に放してやった。大分弱っていたようだけれども、2~3度飛びはね草むらに消えた。多分元気を取り戻し、やがて庭から初秋のメロディーを届けてくれるのではなかろうか。
何日か前、庭のフェンスでカタツムリを見つた。注意して見るともう死んでいて殻だけである。このカタツムリはフェンスのアルミ棒の中を、ひとがアーケードの下を雨宿りしながら歩くごとく、のんびり歩いていたのではなかろうか。ところが、アルミ棒が変形しているのを知らずに歩いていたため、狭くなった所に殻が挟まり、動けなくなってしまったのだと思われる。何とも痛ましい。
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