金時山
冒険家の三浦雄一郎さんが、80歳の誕生日を迎えるに当たって、世界最高峰エベレスト山の登頂を目指していると報道された。三浦さんは70歳のときと75歳のとき、エベレストの登頂に成功していて、今回は3度目の挑戦となる。
この記事に刺激を受け、日本の最高峰という訳にも行かないけれど、せめて近くの、景色のいい山に挑戦しようという気になった。手始めに箱根の金時山を選んだ。この山の標高は1213mで、公時神社登山口からの標高差は約480mである。
案内書によれば、このルートの所要時間は1時間30分となっているが、約2時間かかってようやく山頂にたどり着いた。スタート時点では晴れていたのに登るに従い薄雲が掛かってきて、山頂に着いたときは富士山は雲に隠れてしまった。それにしても予想外に登山者の数が多く、人気のある手頃な山ということなのだろう。
途中でハップニングが起きた。数年ぶりに物置から引っ張り出してはいたとらの登山靴が、右足のかかと・左足のかかと・左のつま先・右のつま先の順に底が本体からはがれ、初めはひもで縛りつけて歩いていたものの、そのうち底が全部とれてしまった。下山するまで靴が持つかどうか心配であったが、何とか下山できたのは幸いであった。残ったスポンジの部分に小石がはまり、歩きにくかったようだ。「安物を買ったのだろう」と言ったら、とらは「そんなことはない」と反抗していた。
山頂に着いたのは11時30分 着くまでに両足の靴の底がはがれてしまった
昼食を食べているときつかの間姿を見せた富士
登山道の脇で見つけたリンドウ
(山を下りて) 仙谷原のススキを楽しむ観光客
この記事へのコメントは終了しました。
コメント