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2013年4月 4日 (木)

ライ

世界の国々で物の売買に使われている貨幣は、コインか紙幣だ。しかし、ミクロネシアの西端に位置するヤップ島では、「ライ」と呼ばれる石の貨幣が今でも流通し、世界で石貨を使う唯一の島となっているそうだ。

ライの石材はパラオの結晶石灰岩が使われ、その直径は30cmから大きいものは3mにもおよび、「石貨銀行」と呼ばれる広場に並べられていて、小さな石貨の場合は中央にあいた穴に丸太を挿して運び、大きい石貨の場合は所有権だけが移される仕組みという。直径が3mもあれば動かせるわけがない。

土地や家、カヌーなどの大きな買い物や、冠婚葬祭、儀式などで使われるけれども、ライの値打ち(価値)は石の大きさには関係なく、石がパラオからヤップまで約450㎞間運ばれるのにどれだけ苦労し、また危険や犠牲を伴ったか、そのストーリーによって決まるのだそうだ。現物を1度見たいものだ。

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