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2013年7月28日 (日)

『ルー・ブルの旅』19

陽気な墓 

ルーマニアの北端にあるマラムレシュ地方の中で、更にその北端にプサンツァ村がある。マラムレシュ地方に点在する世界遺産、木造教会と肩を並べて観光客を集めているのが、プサンツァ村にある『陽気な墓』である。 

この墓は1908年にこの村に生まれた大工さんのスタン・イオン・パトラッシュさんが、1935年に、「愛する者を失った人の悲しみが癒えることを願って、墓標を明るいものにしよう」と、故人の生前の職業や生活を、ユーモラスに墓標(木製)に彫り、鮮やかに彩色して建てたのが始まりとされる。墓標を見れば、故人の人生や生活、人柄を偲ぶことができ、「墓マイラー」には格好の場所となっている。当日は多くの観光客がこの墓地を訪れていた。パトラッシュさんは地下で、墓がこのようになったことをどんな思いで見ているだろうか? 

パトラッシュさんは1977年に死去し、この墓に埋葬されていると聞いたけれども、その墓標を確認することはできなかった。パトラッシュさんが死去した後も、このような墓標は後継者によって作り続けられているそうだ。 

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上の3枚はさまざまな墓標 

下は墓の説明書を開いたもので、墓標に描かれた絵と現地語の説明文、それを訳した日本語のページで、日本語では   

『金持ちになりたいという人よ 

毎日朝早く起きて   

子牛を飼育したら一番いい   

私はそういう風にしたわ』 と書いてある。 

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観光を終えバスに戻ろうとしたとき、賑やかな行列が近付いてきた。葬儀の行列であった。 

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