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2013年9月16日 (月)

『ルー・ブルの旅』32

リラの僧院

ブルガリアの観光で最大の目玉は、世界遺産に登録されている「リラの僧院」だと思う。ビザンチン帝国の強い影響下で発展し、長い歴史を持つブルガリア正教の総本山であり、ビザンツ建築の傑作といわれる。

リラ山の北西、緑の森に囲まれた標高約1150m地にあり、ドーム状の屋根や白と黒の横縞模様が特徴である。1335年に建築されたフレリョの塔(高さ24m)が最も古く、中心的存在の聖母教会、100の独居房を持つ4階建ての居住部、図書館、博物館などから構成されている。教会の1200ものフレスコ画やイコンなど見るべきものも多いが、博物館に展示してある木製の十字架は、僧ラファイルが1802年に12年かけて彫刻完成させたもので、36の宗教的場面と600人の人物が細密に彫られていて、ラファイルは完成後失明したといわれている。

10世紀に修道士イヴァン・リルスキーがリラ山中に隠棲し、彼を慕った人びとが集まって集落ができたのがこの修道院の始まりという。14世紀の初めの地震で崩壊し、天災や外敵に備えた強固な作りで再建され、歴代の君主や貴族の寄進を受けて大修道院に発展した。14世紀末にオスマン帝国の支配下になった後、多くの教会がイスラム化した時代にここだけはブルガリア正教を守り、19世紀に反オスマン帝国運動が高まった時には独立運動の中心地となった。1833年の大火で灰燼に帰したもののすぐさま再建運動が始められ、現在の姿に整えられたという。

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ここで赤い服は似合わないが俄雨に備えた  正面聖母教会のドームと左側にフレリョの塔が見える

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以下は教会外壁のフレスコ画

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