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2014年3月29日 (土)

ネパール 8(生神様)

カトマンドゥーには「クマリ」と呼ばれる生神様が実存し、「クマリの館」に住んでいる。ネパールの人たちにとってクマリは特別な存在で、国の運命を占う預言者であり、国家の要人でもクマリに跪くとさえ言われている。また、人びとの病気治療や願望成就の祈願、占いなども行う。王政時代にはパタンやバクタプルなどにもクマリがいて、生神様の役割をはたしていた。

クマリは守護神「タレジュ」・「アルナプルナ」の生まれ変わりともいわれ、館では一切外部の人の目に触れない環境で生活している。クマリは、ネパール国内のネワール仏教徒で、しかも僧侶カーストの家族の女の子・満月の日に生まれた子・怪我や病気の痕跡がない子・美しく利発な子・初潮前の子など、非常に厳正な条件をクリアした女の子が選ばれ、クマリの館に住み、神としてのふるまい方を教えこまれクマリとなる。その少女が初潮を迎えると退任し次のクマリが選ばれる。現在のクマリは2008年に選ばれ、当時3歳だったという。

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写真はクマリの館の1部で、中庭からクマリが顔を見せるという3階の窓を見上げている。毎日午後3時に、3個並んだ真ん中の窓から顔を見せ、両側の窓からは見張り役が中庭の民衆(観光客)を見下ろしている。写真撮影は絶対禁止。丁度3時になりクマリが現れたが、誰かが写真撮影をしたのを見張り役が見つけ 、声をあげたのでクマリは直ぐに引っ込んでしまった。とはいえ、館の出入り口にある売店では、クマリのブロマイドや絵葉書などが売られていた。

この写真は、ガイドブックからのコピー

9月には「インドラ・ジャトラ」と呼ばれる祭りが8日間かけて盛大に行われるという。インドラ(帝釈天)とは、神々の王のことで、この祭りでは多くの神々が祀られ、クマリを載せた山車が3日間だけ街中を巡り、広場や路上を埋め尽くした人々に祝福を与えるということだ。多分このときは写真撮影もOKとなるのだろう。

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