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2014年7月19日 (土)

北欧の旅 7

ダイナマイト

北欧出身の著名人といえば、筆頭はノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルだろう。アルフレッドは1833年、貧しい建築家の家の4男として生まれた。事業に失敗した父は、1837年単身でサンクトペテルブルグに赴き、機械や爆発物の製造で成功し、合板を発明して裕福になった。父と共に生活するようになったアルフレッドは、家庭教師から語学や化学を学び、フランス・アメリカに渡って更に化学を学び、爆薬の研究をした。

爆薬ニトログリセリンは、1846年、イタリアの化学者アスカニオ・ソブレオが初めて合成に成功したものだが、小さな衝撃でも爆発するという欠点があった。アルフレッドは珪藻土を活用して、このニトログリセリンを安全で扱いやすい爆薬に改良し、「ダイナマイト」と名付けて50ヶ国で特許を取り、1871年から工場生産を開始した。後にはより安全な「ゼリグナイト(プラスチック爆弾)」を発明して一躍世界の富豪となった。

1895年、持病(心臓病)が悪化したアルフレッドは次のような要旨の遺書を残し、1896年に死去した。生涯独身であった。

「私のすべての換金可能な財産は、安全な有価証券に投資し、その毎年の利子は、前年に人類のために最大の貢献をした人びと配分する」

この遺書に従って1901年から、ノーベル賞が物理学・化学・医学生理学・文学・平和・経済学の6分野で、顕著な功績を残した人物に贈られるようになった。

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写真はストックフォルム地下鉄である。岩盤丸出しのホームの壁には様々な彫刻などが飾られ、壁画も描かれている。注目は壁に残っているドリルの後で、掘ったままの状態になっている。つまり、スウェーデンの地盤は固い岩盤で、土木工事には強力な爆薬が必要であったのだ。 「必要は発明の母」なのである。





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