北欧の旅 18 フロム~ベルゲン
フロムでフィヨルドクルーズ船を下船し、昼食の後、今度は列車とバスでベルゲンに向かった。
まずフロムから乗ったのがフロム鉄道。この鉄道は標高2mのフロム駅から、標高866mの終点ミュールダール駅まで、標高差860mを超す両駅間を1時間かけて走る。両駅間の距離は約20kmで、1944年に完成し、急勾配でも安全を確保するため5種類のブレーキを備えているという。
略図にあるとおり線路の両側には滝や渓谷、牧場や山間の小さな村などが点在し、乗っていても右を見たり左を見たり忙しい。ミュールダール駅に近い地点に、落差93mのヒョース滝があり、ここでは写真撮影のため列車が停車し、ホームに降りて撮影することができる。列車が止まると乗客は一斉にホームに降りて忙しく撮影し、5分ぐらい止まって乗客が再び席に戻ると発車する。列車は直ぐにトンネルに入り、トンネルで180度回転して高度を上げ、トンネルを出ると終点ミュールダール駅も近い。
ミュールダール駅にはベルゲン鉄道のベルゲン行の赤い電車が待っていた。急いで乗り換えると列車は発車し、川や湖、丘陵地帯を走り、約40分ほどでウインタースポーツが盛んなリゾート地ヴォスに着く。列車はベルゲン行だけれども、このヴォス駅で待っていたバスに乗り換え、約1時間半かけて今日の最終目的地ベルゲンに到着した。長い、しかし変化に富んだ1日であった。
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