ヨセミテ公園の観光のポイントは、概ねヨセミテバレー( Yosemite Valley )とその周辺に集中していて、その中心はヨセミテビレッジ( Yosemite village )である。ビレッジにはビジターセンター・マーケット・郵便局などの施設がそろっていて、バレー内を循環する無料シャトルバスの起点となっている。
私たちは早めにホテルを出発してビジターセンターに向かい、そこから先はシャトルバスなどを利用して公園内を観光した。ヨセミテの空はどんよりとした曇空で、いつ降りだしてもおかしくない状況の中、防寒対策をした装いと、傘や雨合羽、それにレストランで作ってもらった弁当を持参して、グレーシゃーポイント( Glacier Point )に向かうバスに乗り込んだ。観光客が増加したため、現在グレーシャーポイントにはこの専用ツアーバスでしか行けない。ドライバーのジャックさんが、片道約1時間半をかけて運転しながら周囲の説明をしてくれた。残念ながら英語での説明だったので、理解できた部分は少なかった。
いつものバスでヨセミテビレッジに向かう途中、ヨセミテバレーの主役たちが見え始めた
マセード川( Merced River )の向こうにエル・キャピタン( EL Capitan )の巨岩(2307m)が現れる
樹間に姿を現した上・下のヨセミテ滝( Upper Yosemite Fall ・Lower Yosemite Fall ) 雪融けが始まり水量が多い
アメリカ最大の落差を誇る滝で、落差はアッパー滝:436m、カスケード:206m、ロウアー滝:97m、計739mは世界第8番目の落差である。滝の上部まで登るトレイルもあるそうだ。
ヨセミテバレーロッジ
近くで見るエルキャピタン(標高2307m)。花崗岩としては世界最大の一枚岩。谷底から1095mの高さに垂直にそびえ、ロッククライマーのあこがれの的になっている。クライマーの最高齢記録は、10日間かけて登った81歳の男性だそうだ。この日も赤いシャッツを着た人が登っているのが見える、と言っていたが私には見えなかった。
バレービュー( Valley View )からの絶景
エルキャピタンとブライダルベール滝( Bridalveil Fall )、奥にはカセドラルピーク( Cathedral Peak 3335m)がそびえる。
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